みなさん、こんばんは!
今日は、わたしがアクアリウム業界に入社した今から16年前について、すこし振り返っていきたいとおもいます。
当時は、圧倒的に熱帯魚が主流のため、海水魚を飼育している人はごくごく一部しかいませんでした。
※海水魚が流行ったのは、ここから2年後のディズニー映画のファインディングニモによる反響からスタートしたので。
熱帯魚水槽の概念についても、水槽がおしゃれとか、インテリアで置くなどの観点はほとんどなく、単純に生き物が好きな方が趣味として楽しんでいました。
そんな中、徐々に水槽をインテリアとして広めていったのが、今も熱帯魚水槽の世界的シェアを獲得しているADA、アクアデザインアマノの天野さんでした。
当時から、ADA製品は他の水槽メーカーと比較し群を抜いてデザイン性が優れていました。
一部のマニアは水草を育てるため、メタルハライドランプ照明で工事現場のような水槽照明を使用している水槽もあるなかで、ADAは小型の洗練されたメタルハライドランプを販売していました。
そして、メタルハライドランプの最高傑作であるADA社のソーラー1が販売されました。
際立ったデザイン力の高さで一気に世に広がり、一般のアクアリウムユーザーも手にすることとなり、ここからインテリアの一環としておしゃれな水槽が広がり始めました。
そして、水槽上下に黒帯が付いた水槽から、帯無しのオールガラス水槽が登場したのもこの頃でしたね。
わたしが、はじめに業界が主催する水槽レイアウトコンテストを出展した時も、すべて淡水熱帯魚水槽で構成されていました。
それまで、稀に海水魚水槽も出展があったそうですが、コンテストでの入賞例はありませんでした。
しかし、当時いた会社で見事にそのジンクスを打ち破ります。
海水魚水槽で総合優勝、準優勝と受賞したことで、同業他社の見方も変わり、それからの水槽レイアウトコンテストでは、海水魚を出展する方も多くなりました。
また、今まで水槽背面のバックシートは黒色が主流のなか、受賞した水槽は、水色とすりガラス調のシートを貼ったことで、とても目立っていました。
今ではいろいろなバックシートがありますが、この頃は黒一色だったなんて信じられませんよね 笑
これが、わたしが水槽をインテリアとして考えはじめた最初の出来事でした。
次回のブログも、少し過去を振り返ってみたいとおもいます!
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