【水草水槽の基礎】はじめての水草水槽の作り方、上手に管理するコツ

ネイチャーアクアリウムのように二酸化炭素を添加した本格的な水草水槽もありますが、ここでは、はじめて水草水槽にチャレンジする方、または熱帯魚水槽に少し水草を植えて手軽に楽しみたい方へ弊社の経験を基にした失敗しないコツを解説していきます。
水草水槽は一見難しそうに感じる、または実際に管理していて難しく挫折しそうになってしまう方もいるかとおもいます。
そんな方は、本記事を参照していただければ水草育成が上手にできるコツやポイントが分かります。
最後まで、じっくりご覧くださいませ。
【底床選定】水草水槽におすすめな砂・砂利・土

水槽の底床を選定する場合、色々な砂や砂利、土と呼ばれる底床が販売されています。
二酸化炭素を添加した本格的な水草水槽を楽しみたい方は、まずは迷わずソイルという土をおすすめします。
ただ、そこまで本格的な水草水槽ではなく、熱帯魚中心の水槽に水草が一部入っていれば満足という方には、大磯砂を推奨します。
弊社のストック管理水槽でも大磯砂を使用していますが、大磯砂でも上手に扱えば水草を育てることが可能です。
大磯砂を上手に扱うには、下記2点を抑えてください。
・5センチ以上厚く敷く
・粒は0.7厘の細かいものにする
使用前によくすすぎ洗いをしてから水槽へ敷きましょう。
なお、大磯砂は水槽のpHや硬度を上昇させてしまう特性も持っており、水草や熱帯魚の好む水質から外れてしまうケースもありますが、使用していく内に段々と馴染んできます。
はじめは苦労するかもしれませんが、年単位で付き合っていくことで大磯砂の良さが実感できるはずです。
もし、どうしても硬度が気になる場合は、カチオンフィルターやRO水などの軟水にする浄水器を使用するか、リバースグレインなどの軟水に傾けるアクアリウム用品を使用することをおすすめします。
【ろ過フィルター】水草水槽におすすめな水槽の浄化フィルター

予算やスペースが許すなら、ろ過器はエーハイムの外部フィルターがおすすめです。
いろいろなメーカーから外部フィルターは販売されていますが、エーハイムはメンテナンス性・安全面で大変優れており、今なお他のフィルターの追随を許しません。
価格も他社のフィルターと比較しそこまで大きく変わらないため、エーハイムの外部ろ過器を惜しまず使用しましょう。
もし、外部ろ過フィルターの導入はやや自信がない方は、テトラの外掛け式ろ過フィルターもおすすめです。
水槽への設置も非常に簡単で、二酸化炭素の放出も少ないため水草水槽におすすめです。
ただし、外部ろ過フィルターより汚れやすく、ろ過マットの交換作業には手間がかかります。
【水槽照明】水草の育成におすすめのLED照明

水槽サイズに適した水草育成と書かれたLED照明をおすすめします。
近年では水草育成LED照明の発売により、飛躍的に水草育成スタイルが良くなりました。
弊社の管理水槽ではコトブキ社または、ゼンスイ社のLED照明を使用しています。
水槽の奥行きが30センチまでなら照明の数は1本でも管理できますが、二酸化炭素を添加した本格的な水草水槽においては2本あると良いです。
水草は照明の光を利用し光合成をして育つため、1日6~10時間程度枚毎日決まった時間にタイマーを使用し点灯させるようにしましょう。
なお、照明の明るさや時間は水槽のコケと密接な関係があります。
水槽にコケが生えるようなら、照明時間を調整することでコケを抑制することもできます。
【最高峰水草育成照明】ADA社のソーラーRGB LED照明

数ある水草育成専用照明のなかで、圧倒的にデザイン性が高く水槽内が鮮やかに見えるのが、ADA社の大人気水草育成専用照明であるソーラーRGBです。
赤い水草がより綺麗に発色する、カージナルテトラや赤系の熱帯魚がとにかく鮮やかに見える、革新的な水槽照明です。
金額は、他のメーカー照明と比較し段違いに高価ですが、2022年現在、各メーカから数々の照明が出ていますが、個人的にはまだソーラーRGBには及ばない印象を持っています。
毎日アクアリウムを楽しむ上での圧倒的満足感と演色性を感じることができるため、予算がに余裕があればぜひ手に入れて欲しい照明です。
【水草の選び方】初心者向きの水草の種類、選び方

はじめて水草水槽にチャレンジする方で、育成が簡単な水草を選ぶなら、大磯砂に適した水草を選ぶことが大切です。
アクアレンタリウムがおすすめする大磯砂に適した水草は下記の種類です。
- アヌビアス・ナナ
- アヌビアス・バルテリー
- アヌビアス・ナナプチ
- ハイグロフィラ・ポリスペルマ
- エキノドルス・ウルグアイエンシス
- エキノドルス・ルビン
- クリプトコリネ・リアルグリーン
- クリプトコリネ・ウェンティー
どの種類も非常に丈夫で美しく、水草のなかでも育成が簡単で初心者向きです。
アヌビアス・ナナやバルテリーについては、陰性水草という種類で名前の通り、光をそこまで使用しなくても十分綺麗に育成可能です。
奥行き30センチまでであれば、LED照明を1台設置することできれば、十分に育成することができます。
【水草のコケ対策】メンテナンスフィシュについて

水草にコケが付着する前から、コケ取り生物(メンテナンスフィッシュ)を必ず入れましょう。
水槽管理のポイントは予防することが大切です。
水草にビッチリとコケや藻が付着してからメンテナスフィッシュを入れても、なかなか改善されません。
水草の葉の表面にコケが付着すると、水草の光合成を阻害してしまうことから衰弱してしまいます。
アクアレンタリウムでは下記メンテナンスフィッシュに水草もコケ取り予防をお願いしています。
・水草の葉や水槽壁面はオトシンクルス
・ヒゲゴケにはヤマトヌマエビ
・コケが生えやすい水槽は石巻貝やカバクチカノコ貝
・硬い頑固な黒ヒゲゴケには、サイアミーズフライングフォックスかシルバーフライングフォックス
コケの抑制剤は、水草を衰弱させてしまったり水質を急変させるケースも場合によっては考えられるためおすすめできません。
できるだけ、生物で予防・抑制することを強くおすすめします。
【水草水槽のまとめ】正しい水草水槽の作り方、管理方法

水換えやトリミングなどは2週間に1回程度実施するとより美しい状態を長期間鑑賞することができます。
水草も生き物です。
葉が枯れてきた時に、葉を取り除いたり水換えをするなどすぐに対処することが重要です。
水草を消耗品から育成できるようになれば、もっと魅力あふれるアクアリウムができます。
もし、どうしてもうまくいかない、失敗したくない、水槽管理に不安な方は、水槽レンタル、メンテナンスサービスをプロとしておこなうアクアレンタリウムまでお気軽にご相談ください。
アクアレンタリウムの熱帯魚水槽レンタルなら、手間なくいつでもプロの綺麗に洗練されたアクアリウム水槽を鑑賞できます。
また、お持ちの水槽を綺麗にしてほしい、リセットしてほしい、新しい水槽の販売から設置までして欲しいなど、あらゆるアクアリウムの相談を随時受け付けております。
なお、水槽作業時には、今後の水槽管理のアドバイス付き。
お客様のご希望の時にだけ、定期・不定期で水槽清掃にお伺いします。
お見積り無料です。お気軽にご相談くださいませ。