【すべて分かる!】オーダーメイド水槽の注文から設置までの全行程を完全公開します

【全国対応】兵庫へ!90cmオーバーフロー水槽
遠方でも安心の設置全記録
兵庫県のお客様より、オーダーメイドの90cmオーバーフロー水槽の製作・設置をご依頼いただきました。
今回のプロジェクトは、ウェブサイトのお問い合わせフォームから届いた一通のご相談から始まりました。
「今はもちろん、老後の楽しみとしても、家族の一員として海水魚とサンゴを迎えたい」
そんな温かい夢をお持ちのお客様でしたが、同時に「小さなお子様の安全面」や、「遠方の業者に依頼する不安」も抱えていらっしゃいました。
数ある業者の中から、600km離れた足立区のアクアレンタリウムをお選びいただけた決め手は、丁寧なヒアリングと、お子様との暮らしを第一に考えた安全設計のご提案でした。
- 家族の夢:リビングを彩る、一生モノの海
- 最大の課題:3歳・4歳のお子様がいる環境での「安全性」
- 解決策:子供目線の高さ、割れない素材、完全防備のロック機能
1. 「60cm」か「90cm」か。初めてだからこその悩みと決断
「海水魚水槽を始めたいけれど、どのサイズが良いのか分からない」
最初のお客様は、60cm水槽と90cm水槽の間で悩まれていました。
ご予算のこと、設置スペースのこと、そして将来の管理のこと。初めてのアクアリウムだからこそ、疑問や不安が尽きないのは当然です。
「市販の水槽台を使って、自分たちで組み立てることは可能ですか?」というご質問もいただきました。もちろん、それも一つの正解です。私たちは60cmの外部フィルター仕様や背面ろ過仕様など、複数のプランをご提示し、どの方法でもサポートさせていただく準備をしていました。
「ニモ」と「ドリー」が一緒に泳ぐ海を
メールだけでは伝えきれない細かなニュアンスや、オーバーフロー水槽のメリット・デメリットを正直にお伝えするため、一度お電話でお話しさせていただくことになりました。
そこで伺ったのは、「いつかニモ(カクレクマノミ)とドリー(ナンヨウハギ)が一緒に泳ぐ姿を見たい」という素敵な夢でした。
ナンヨウハギは遊泳力があり、大きく育つお魚です。また、水質の変化に少し敏感な面もあります。
60cm水槽でも飼育は可能ですが、長期的な健康と、初心者の方でも安心して管理できる「水質の安定性」を考えると、水量たっぷりの90cmオーバーフロー水槽に大きな分があります。
「それなら、後悔のないように90cmで始めたい」
私たちの提案を聞き、お客様が選ばれたのは、夢を叶えるための「90cmオーバーフロー水槽」でした。どのプランでも全力でサポートするつもりでしたが、このご決断は、お魚たちにとっても最高の選択になったと確信しています。
2. 「子供が危ない」をどう防ぐ? 特注仕様の決定
90cmの大きな水槽を置くことは決まりました。
しかし、お客様にはまだ大きな心配事がありました。それは、3歳と4歳になる元気盛りのお子様たちとの「共存」です。
「コードを引っ張らないか?」「おもちゃをぶつけないか?」「誤って扉を開けてしまわないか?」
この不安を解消しない限り、心からアクアリウムを楽しむことはできません。私たちは「禁止する」のではなく「構造で守る」特注仕様をご提案し、一つひとつ決定していきました。
① 高さ700mm:大人の常識より、子供の目線を
通常、水槽台の高さは800mmが標準です。これは大人が鑑賞しやすい高さですが、3〜4歳のお子様には高すぎます。
「パパ、見えない!」と背伸びをして水槽にしがみつくことは、転倒や揺れのリスクに繋がります。
そこで今回は、あえて10cm低い「高さ700mm」をご提案しました。
お子様が無理なく自然な姿勢で魚を観察できるこの高さは、結果的に「水槽に無理な力をかけない」という安全対策にも繋がります。
② ガラス水槽:おもちゃへの耐性を考慮して
「子供がいる=割れないアクリル」と考えがちですが、実は逆の視点も必要です。
柔らかいアクリルは、おもちゃのプラスチックやミニカーで擦ると、一瞬で深い傷が入ります。一度ついた傷は消えず、白く曇っていきます。
「いつまでもクリアな海を見せてあげたい」
その想いから、今回は表面硬度が圧倒的に高い「ガラス水槽」を選定しました。もちろん、地震対策として上部にフランジ(補強枠)を回した強化仕様です。
③ 鉄壁の守り:鍵とキャノピー
そして最後の砦となるのが、物理的なガードです。
水槽の上部には、照明や配線を隠す「キャノピー(天蓋)」を設置。これにより、お子様が眩しいLEDライトや複雑な配線に触れることを防ぎます。
さらに、キャビネットの扉にはすべて「鍵加工」を施しました。
濾過槽や機材が詰まったキャビネット内部は、好奇心旺盛なお子様にとって魅惑の秘密基地に見えるかもしれません。しかし、そこには危険もあります。「鍵をかける」というシンプルな機能が、親御様の毎日の安心感へと変わるのです。
3. 設計図を形に。信頼する職人へのバトンパス
家族の想いが詰まった設計図が完成しました。
しかし、どれだけ良い図面を描いても、それを作る職人の腕が悪ければ意味がありません。
私たちが製作を依頼するのは、長年信頼してお付き合いしている国内の熟練職人メーカーです。
今回の水槽は、お子様の安全に関わる重要なパーツが多く含まれています。ガラスの磨き、キャビネットの強度、鍵の取り付け精度。これらを完璧に仕上げられるのは、彼らしかいません。
「この職人なら間違いない」
そう確信できるパートナーの手によって、世界に一つだけの水槽が丁寧に仕上げられていきました。
4. 遠征前の入念な準備。足立区での事前稼働テスト
職人からピカピカの水槽とキャビネットが納品されました。
「よし、これで兵庫へ出発!」…とはなりません。
ここからが、私たちアクアレンタリウムの重要な仕事です。
通常、90cmクラスのオーバーフロー水槽を現地でイチから組むと、4〜5時間はかかります。
しかし、お客様のプライベートな空間であるご自宅に、業者が長時間居座るのは避けたいもの。そこで弊社では、出発前に社内で一度すべてを組み上げ、実際に水を回して稼働させておく「事前テスト」を行います。
- 配管の接着:複雑な塩ビ配管を事前に調整し、接着できる部分は済ませてしまう。
- 水漏れチェック:実際に水を回し、ポンプの初期不良やつなぎ目の漏れがないか確認する。
- 機材配置:どこに何を置くか、パズルのように完璧に決めておく。
この「事前準備」があるからこそ、遠方であっても現地作業をわずか2時間程度に短縮できるのです。
準備は整いました。いざ、兵庫県へ向かいます。
5. いざ兵庫へ600km! お客様の家を守る養生
12月4日、水槽と機材を積載した社用車で足立区を出発。
翌日朝10時からの施工に万全を期すため、前泊で現地へ向かいます。長距離移動ですが、お客様の笑顔を思い浮かべれば苦になりません。
12月5日10:00、予定通りお客様のご自宅へ到着。
水槽を運び込みたい気持ちを抑えて、最初に行うのは「養生(ようじょう)」です。
「大きな水槽を運ぶ時に、床や壁を傷つけられたらどうしよう…」
お客様のそんな不安を先回りして解消するため、搬入経路と設置場所を専用シートで徹底的にガードします。家を傷つけないことは、良い水槽を作ることと同じくらい重要だと私たちは考えています。
6. 見えない場所こそ「知恵」を使う。配線と配管
いよいよ設置開始です。ここで活きてくるのが、事前に決定した「安全仕様」と「事前の組み上げ」です。
設置作業はスムーズに進みますが、私たちが特に神経を使うのが「配線」です。
子供 vs プロの知恵比べ
水槽周りには、照明やポンプなど多くのコードが集まります。
これらが床にダラリと垂れていたら…お子様は間違いなく引っ張ります。
そこで今回は、すべての配線を束ね、水槽台の背面(壁側)へしっかりと引き込み、固定しました。
正面や側面からはコードが一本も見えない状態に仕上げます。これなら、お子様の手が届くことはありません。
万が一の漏電も防ぐ
キャビネット内部でも、電源タップは水がかからない「天井付近」に強力固定。
「ただ動けばいい」ではなく、「万が一の時でも事故を起こさない」。これがプロの施工基準です。
7. なぜ重たい「水」を持っていくのか?
水槽と機材の設置は完了しました。
最後に吹き込むのは「命」です。今回、私たちは足立区からポリタンクに入れた大量の海水を持参しました。
「えっ、水なんて現地で作ればいいのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、私たちが持ってきたのはただの水ではありません。弊社ストック水槽で管理され、ろ過バクテリアが豊富に定着した「熟成された飼育水」なのです。
通常、真新しい人工海水で水槽を始めると、水質が安定するまで1ヶ月ほどかかり、その間はお魚を入れることができません。
でも、お客様は今日を楽しみに待っていてくれました。お子様たちも「お魚さんまだ?」と目を輝かせています。
だからこそ、私たちは重たい思いをしてでも「生きた水」を運びます。
これにより、設置したその日から、安全にお魚を泳がせることができるのです。
注水後、ライブロックとサンゴをレイアウトし、まずは丈夫なスズメダイの仲間から飼育をスタート。
12:00、予定通り全ての作業が完了しました。水槽を眺めるご家族の笑顔を見て、長距離移動の疲れも吹き飛びました。
8. 1ヶ月後の再会。水質安定後の生体導入
設置完了はゴールではありません。ここからがアクアリウムライフの始まりです。
設置から約1ヶ月後。私たちは再び兵庫県へ伺いました。
目的は、水槽のメンテナンスと、メインフィッシュである「ナンヨウハギ」の導入です。
ナンヨウハギは遊泳力があり、水槽内を鮮やかに彩ってくれる人気者ですが、実は水質の変化に敏感で、設置直後の水槽に入れると体調を崩しやすいお魚です。
そのため、「水質が完全に安定した1ヶ月後に入れる」という判断をさせていただきました。
再訪問時、水槽の状態は極めて良好でした。
青いナンヨウハギが元気に泳ぎ回る姿を見て、お子様たちも大喜び。
「遠いから不安だったけど、頼んでよかった」
そう言っていただけることが、私たちにとって何よりの報酬です。
弊社でご購入いただいた水槽や機材については、設置後も弊社が窓口となって責任を持ってサポートさせていただきます。
「住んでいる場所が遠いから…」と諦める前に、ぜひ一度アクアレンタリウムにご相談ください。
距離に関わらず、お客様の夢を叶えるために、私たちはどこへでも駆けつけます。
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