【基礎】苔テラリウムの上手な管理方法

コケリウムの管理について

苔テラリウムとは、小さなガラスやアクリルの水槽やコップ、またはグラスを使用し、コケを中心としたレイアウト制作をし、その後鑑賞して楽しむ、大変人気の高いインテリアツールの1つです。

 

別名、コケリウムとも呼ばれ、苔だけでなく流木や石などを入れて自然の熱帯雨林や日本の渓流地帯を再現して、手軽に楽しむことができます。

ここでは、そんな苔テラリウムにおける日々の管理方法について解説します。

苔テラリウムの最適な設置場所について

苔テラリウムのおすすめな設置場所について説明

苔テラリウムを上手に管理していく中で設置場所を正しく選ぶことは大変重要なポイントです。

このポイントを知らずに誤った場所へ設置してしまうと、いくら丁寧に管理をしていても苔が枯れてしまうことも。

 

下記設置場所のポイントをご確認いただき、室内の最適な場所へ設置しましょう。

エアコンなどの空調に注意


これは苔テラリウムに限らず、熱帯魚などの泳ぐアクアリウムにも共通して言えることですが、エアコンの風が直接当たる場所へ設置するのは控えるようにしましょう。

 

苔テラリウムの場合、苔がエアコンの風が当たり湿度が下がることで乾燥し枯れやすくなってしまいますから、注意しましょう。

室温管理に注意


室温ですが、人間が快適に過ごせる室温(18度〜28度程度)、24時間365日管理していただくと良いです。

 

あまりに暑すぎると蒸れて腐ってしまいますし、冬の寒い時期は寒さで弱ってしまうこともあります。

日本に生息する苔は比較的寒さに強いですが、東南アジアに生息する熱帯植物は寒さに弱いため、苔テラリウムに入っている植物の種類によって室温を上手に管理するようにしましょう。

 

また、室温の変動が激しい玄関の近くに置くのはおすすめしません。

できるけ室温が一定に保ちやすい場所を選んで設置しましょう。

太陽光に注意


太陽光が直接当たる場所へ設置するのは控えるようにしましょう。

 

太陽光は光が強いことはもちろん、苔テラリウムの容器内が暑くなりすぎることで苔が弱ることがあります。

上手に太陽光を使用するのも有効なのですが、自身が無い、またはこだわりがない場合は苔テラリウム専用照明で日照調整をすることおをおすすめします。

苔テラリウムにおすすめな機材設定について

苔テラリウムにおける上手な機材の使い方を説明

苔テラリウムにおいて、機材を使用するとしたらそれは照明です。

苔テラリウムに専用の照明を設置することで、より美しい苔テラリウムの鑑賞をお楽しみいただけます。

苔の育成にも良いです。

 

苔テラリウムのおすすめな照明点灯時間は、1日8時間〜10時間程度照らすようにすることです。

できれば、毎日9時〜18時というように決まった時間にオンオフさせましょう。

手動で同じ時間にするのは難しい場合は、ホームセンターやアマゾンでタイマーを購入しセットすれば、簡単に解決できます。

苔テラリウムの上手な管理方法について

苔テラリウムの上手な管理方法を説明

苔テラリウムのおすすめの設置場所から、機材の使い方を理解できたら、いよいよ日々の管理となります。

 

苔テラリウムの日々の管理は作業自体は何ら難しくありません。

ただし、マメにやる必要がありますから、私が実践して上手に管理ができている方法をまとめました。

苔テラリウムのフタについて


苔テラリウムを上手に管理するにはフタが必須となります。

必ず、その容器にピッタリはまる専用のフタを用意しましょう。

 

フタの使い方ですが、日中照明が点灯している時はフタをやや斜めに傾けてずらして、容器の手前から少し空気を入れるようにします。

完全にフタを取ってしまうとすぐに乾燥に負けてしまう可能性があるので、少しだけフタをずらして空気を取り入れるようにしましょう。

 

照明が点灯していない夜間は、フタをして完全に密閉しましょう。

苔テラリウムの霧吹き管理について


苔テラリウムの湿度管理は非常に重要です。

先ほどご説明したフタの件も湿度管理の一環ですが、霧吹きを吹きかけてより湿度を高めて潤いを与えることが重要です。

 

私は、朝照明が点灯した時、または点灯する少し前に全体的に霧吹きを吹きかけます。

そして、夜間フタをする前に再度霧吹きを吹きかけて1日の管理は終了です。

 

霧吹きの管理で注意するべき点として、容器の底に水が溜まると根腐れの原因となりますので、与えすぎには注意しましょう。

もし、容器の底に水が溜まってしまったら、容器をゆっくりと傾けて底の水だけ排水しましょう。

まとめ

苔テラリウムのまとめ

いかがでしたか。

苔テラリウムを上手に美しく管理する方法をご説明させていただきました。

 

インテリアとしても秀逸で、場所も取らない苔テラリウムは非常に人気です。

容器を選ぶところからレイアウト制作、そして日々の管理まで思う存分楽しんでいきましょう。

 

もし、どうしても苔テラリウムの管理がうまくいかない方は、お気軽に当社までご相談くださいませ。

出張の苔テラリウムの手直し作業やから、レイアウト制作まで苔テラリウムに関するあらゆるサービスを提供しております。

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