水槽(60cm規格)
幅60×奥行30×高さ36cmが最も一般的なサイズで、機材の選択肢も豊富です。水量は約60L入り、水質が安定しやすいので失敗しにくくなります。
TROPICAL FISH GUIDE
初心者のための熱帯魚の飼い方熱帯魚の飼育は、仕組みがわかれば難しくない。
色とりどりの魚が泳ぐ水槽は、部屋にあるだけで心を落ち着かせてくれます。「難しそう」「すぐ死なせてしまいそう」と感じる方も、ひとつの仕組みを知るだけで失敗はぐっと減ります。YouTube「アクアリウム大学」の理論も交えて、プロが成功までの道のりを解説します。
「初心者には難しそう…」
「機材は何をそろえればいいの?」
「すぐに魚を死なせてしまったらかわいそう…」
そんな不安をお持ちの方も、ご安心ください。熱帯魚の飼育は、「水をきれいにするバクテリアを育てる」という仕組みさえ理解すれば、決して難しい趣味ではありません。うまくいかない人の多くは、この仕組みを知らずに始めてしまっているだけなのです。
先に結論:成功のための3つのルール
多くの初心者がおちいる失敗。それは「水が透明なら、きれいな水だと思っている」ことです。
魚はエサを食べてフンをします。フンや食べ残しが分解されると、魚にとって有害な物質が生まれます。これは透明な水にも溶けこんでいて、目では見えません。
水槽を立ち上げたばかりのころに魚が死んでしまう原因の多くは、「亜硝酸」による中毒です。アンモニアが原因と思われがちですが、弱酸性になりやすい熱帯魚の水槽では、アンモニアの多くは害の少ない「アンモニウム」の形で存在します。むしろ、それが分解されたあとに出てくる亜硝酸が、大きな原因になることが多いのです。
有害な亜硝酸を、比較的害の少ない「硝酸塩」に変えてくれるのが、フィルターの中にすみつく「ろ過バクテリア」です。熱帯魚の飼育は、「魚を飼う」こと以上に「バクテリアを育てる」ことが大切なのです。たまった硝酸塩は、定期的な水換えで取りのぞきます。
水槽は小さいほど水の量が少なく、水質が悪くなりやすいため管理が難しくなります。プロが初心者の方にこそおすすめするのは、水の量をしっかり確保できる「60cm規格水槽」です。
幅60×奥行30×高さ36cmが最も一般的なサイズで、機材の選択肢も豊富です。水量は約60L入り、水質が安定しやすいので失敗しにくくなります。
水をきれいにする心臓部です。60cm水槽なら、ろ過能力が高く静かな「外部式フィルター」(エーハイム2213など)が特におすすめです。予算をおさえるなら、メンテナンスが楽な「上部式フィルター」もよい選択です。
魚をきれいに見せるだけでなく、水草の光合成や、魚の生活リズムを整えるためにも必要です。タイマーを使って、毎日決まった時間(7〜8時間ほど)に点灯・消灯させましょう。
熱帯魚は日本の冬の寒さに耐えられません。水温を25〜26℃前後に保つオートヒーターを使うか、エアコンで部屋を一日中暖かく保ちます。故障に気づけるよう、水温計も必ずセットで使ってください。
水槽の底に敷く砂です。水草を本格的に育てるなら「ソイル(土)」、魚が中心で掃除のしやすさを優先するなら「大磯砂」などの砂利を選びましょう。
水道水の塩素は魚のエラを傷めるので、カルキ抜きで無害にしてから使います。60cm水槽でも水と砂で70kgを超えるため、台は必ず水槽専用のものを使います。
性格がおだやかで、ほかの魚といっしょに飼う「混泳」に向いている種類を選びました。
熱帯魚の代表格。青と赤のラインが美しく、群れで泳ぐ姿が見事です。おだやかで手ごろな価格なので、最初の魚に向いています。
ネオンテトラに似ていますが、お腹の赤が尾びれの近くまで伸びていて、より華やかです。少し体が大きく丈夫なので、予算が許すならこちらがおすすめです。
水槽の底をちょこちょこ泳ぎまわり、エサの食べ残しを食べてくれる「お掃除屋さん」。愛きょうのあるしぐさで人気です。
ミッキーマウスのような模様の種類などが人気です。卵ではなく稚魚を産むので、繁殖も楽しめます。
※大きさはおとなの魚のおおよその目安です。最初は数匹から始め、水槽に慣れてから少しずつ増やしましょう。
熱帯魚・水草水槽
魚の数や種類が水槽に合わないと、水が汚れやすく病気のもとに。
飼いたい魚に合わせて、無理のないサイズと設備をご提案します。

ご相談の窓口営業担当 坂巻
袋ごと水槽に浮かべて水温を合わせるだけでは足りません。袋の中の水と水槽の水は、水質(pHや硬度)がちがいます。
健康な魚は数日エサを食べなくても大丈夫ですが、エサのあげすぎで水が悪くなると、短い時間で弱ってしまいます。「1〜2分で食べきれる量」を1日1回(多くても2回)あげましょう。
水を全部換えると、水質が急に変わって魚が弱ってしまいます。1〜2週間に1回、水槽の水の3分の1ほどを換えるのが基本です。底の汚れを吸い出しながら水を抜ける専用のホースを使うと便利です。
| タイミング | やること |
|---|---|
| 毎日 | エサやり(1日1回・1〜2分で食べきる量)、魚の様子と水温のチェック |
| 1〜2週間に1回 | 水槽の水の3分の1を交換、ガラス面のコケ取り、底の汚れの吸い出し |
| 1ヶ月に1回 | フィルターのろ材を、抜いた飼育水で軽くすすぐ(水道水では洗わない) |
| ときどき | 水草のトリミング、照明やヒーターなど機材の動作確認 |
水が白くにごった
立ち上げ直後によくある、バクテリアが足りない状態です。エサを減らし、魚を追加しないで様子を見ましょう。
ガラスや水草にコケが増えた
照明のつけすぎや、エサのあげすぎが主な原因です。点灯を7〜8時間にし、コケを食べるエビやオトシンクルスを入れるのも効果的です。
魚が水面で口をパクパクしている
酸素が足りないか、水が汚れているサインです。すぐに3分の1ほど水を換え、フィルターが動いているか確認しましょう。
魚が底でじっとして動かない
水温や水質の変化で弱っている可能性があります。水温計とヒーターを確認し、エサは控えめにします。
設置場所のインテリアや照明に合わせて、いちばんきれいに見えるレイアウトをつくります。魚がいるだけでなく、空間全体の印象を高めるアクアリウムをご提案しています。






「ろ過バクテリア」の仕組みを理解して、合った機材とメンテナンスを続ければ、熱帯魚の飼育はだれでも楽しめます。水槽のある暮らしは、毎日に想像以上の癒やしをくれるはずです。

CONTACT
「コケ掃除や水換えの時間がとれない」「オフィスや病院に置きたいけれど、スタッフに負担をかけたくない」「プロがつくったレイアウト水槽をすぐに楽しみたい」。そんな方には、水槽レンタル・定期メンテナンスという方法もあります。設置から定期的なお手入れまで、当社スタッフがすべて行います。

ご相談の窓口
坂巻 学
営業担当/業界歴 約10年
「どんな魚を飼えるか知りたい」という段階でも大丈夫です。お好みとご予算をうかがいながら、続けやすい水槽を一緒に考えます。
熱帯魚・水草水槽
魚の数や種類が水槽に合わないと、水が汚れやすく病気のもとに。
飼いたい魚に合わせて、無理のないサイズと設備をご提案します。
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